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スポーツトレーナーに必要な資格、理学療法士

スポーツトレーナーとは、アスリートが100%の力を発揮して競技に臨めるようにサポートする職種です。仕事内容は、筋力トレーニングの指導などフィジカルなサポートと、ケガの予防や応急措置、リハビリといったメディカルなサポートの2つに分かれます。

今回は、そんなスポーツトレーナーに必要な資格についてご紹介します。

 

スポーツトレーナーの資格

はじめに「スポーツトレーナーに必要な資格」と言いましたが、実はスポーツトレーナーになるために必ず取らなければならない資格はありません。「アスレティックトレーナー」という資格認定試験を行っている団体は複数ありますが、この資格を持っていなければなれない訳ではありません。

しかし、実際にスポーツトレーナーとして活躍するためには多くの専門知識が必要となり、専門の学科がある大学・短大・専門学校で学ぶことが一般的です。また、スポーツトレーナーとしての特別な資格はなくても、取得しておくことで活躍の場が広がる資格はあります。今回はその中から「理学療法士」という資格についてご紹介します。

理学療法士とは

理学療法士とは、ケガや病気、加齢などによって体の動きに不自由がある人のために、リハビリを行って運動機能の回復をサポートする職業、および国家資格です。病院や老人介護施設などでリハビリに従事することが多いですが、スポーツの分野においてもケガはつきものであるため、リハビリによって選手が長く競技に専念する手伝いができる理学療法士は、頼りにされる存在と言えます。

特に、痛めた箇所がスムーズに回復し、早く競技に戻れるようにサポートしながら、痛めていない部分の強化や休養中のトレーニング指導を行うオールマイティな能力を備えたスポーツトレーナーは、広く活躍できるでしょう。また、理学療法士という資格単体で見た場合も、高齢化が進む現代においては長く必要とされる、応用の利く資格と言えます。

理学療法士の試験

理学療法士は国家資格であり、なるためには国家試験に合格する必要があります。また、国家試験の受験資格は、専門の学科を持った専門学校・大学・短大で3年以上学び、所定の課程を修了すると得られます。

試験は筆記試験と口述試験、および実技試験があります。筆記試験では、解剖学・生理学・運動学・リハビリテーション医学などの分野から出される一般問題と、実地問題があります。ちなみに、視覚に障がいのある人でも試験を受けられるように、弱視用試験や点字試験の対応もなされています。

理学療法士の合格率

平成27年の理学療法士国家試験の合格率は82.7%で、合格者数は9,952人でした。過去10年を見てみても、概ね80%前後を維持しており、合格率としては高いと言えます。ただし、受験資格として3年以上の専門課程の修了が求められている通り、合格には多くの知識が必要であり、試験の難易度は決して低いものではありません。

また、近年は合格率が下がっている傾向が見られます。受験者数の増加などが原因として考えられますが、しっかりと勉強と対策を積んで臨む必要があるでしょう。

おわりに

今回はスポーツトレーナーに必要な資格について、持っておくと有利な資格の中から「理学療法士」についてご紹介しました。

スポーツトレーナーにもさまざまな役割があり、なるためのアプローチの仕方も人それぞれです。ぜひ参考にしてみましょう。