ネイリストの仕事とは?
ネイリストの仕事は、爪を手入れしたり装飾したりすることで、お客さまの指先を美しく仕上げることです。お客さまへのヒアリングを通じて要望を汲み取り、好みに合わせたアートを施していきます。繊細なデザインを短時間で完成させる技術はもちろん、お客さまにとって居心地のいい空間づくりをする力も求められます。
ここでは、そんなネイリストの仕事内容や年収について詳しくお伝えします。
ネイリストとは
ネイリストとは、お客さまの爪を手入れして、アートを施すことによって、指先をきれいに整える仕事です。ネイリストが行う技術は大きく3つに分かれます。
まず「ネイルケア」では、伸びた爪や甘皮を整えて、爪そのものを美しく見せます。サロンによっては、ハンドマッサージで内側から爪をケアしていくところもあります。2つめに「ネイルカラー・ネイルアート」では、爪に好みのカラーのマニキュアやストーンなどの装飾をします。ネイルアートにはジェルネイルやスカルプチュアなど、さまざまな技法があります。3つめの「リペア」は、時間が経過して傷んだネイルアートの除去や、欠けた爪の修復を行います。
ネイリストの仕事内容
ネイリストの仕事における目標は、お客さまにネイルの仕上がりに満足していただくことです。そのためには、爪を美しく仕上げる知識・技術はもちろん、お客さまとの密なコミュニケーションが欠かせません。
初めて来店されたお客さまの場合、まずは身に付けているファッションから好きなテイストを読み取ります。チェックシートなどを使い、どんなアートにしたいか要望を書いてもらうサロンもあります。そして実際にお客さまと向き合って、カラーサンプルなどを見てもらいながら、さらに細かくデザインの希望を聞き出していきます。施術を進めていく中で「やっぱりここにストーンをのせたい」などお客さまの希望が変わっていくこともあるため、臨機応変な対応も求められます。
ネイリストの年収
ネイリストの平均年収は300万円程度です。歩合制のサロンの場合は、指名が増えればその分もらえる金額も増えていきます。その人の持つ技術レベルによって、給料が変わる店もあります。
また、ネイリストの魅力は独立・開業がしやすい点です。自宅やマンションの一室など、それほど広くないスペースでもお店を開くことができます。大手サロンでは独立をサポートする制度が設けられているところもあり、店舗で経験を積んで開業する人も多くいます。店が軌道に乗れば、収入を大幅にアップさせることも夢ではありません。
おわりに
ファッションの一部としてネイルの人気が高まるにつれて、ネイリストの仕事も「手に職がつけられる」と、女性を中心に人気が上昇してきました。現代では男性専用のネイルサロンもあり、性別を問わず活躍できる仕事になっています。ファッションやネイルが好きで、自分の技術を磨くことで自由にキャリアを描いていきたい人におすすめの仕事と言えます。