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なりたい職業を探す/憧れの職業がきっと見つかる

「憧れの職業になるには?」を中心に、専門学校・大学・短大への進学を目指す高校生・社会人の方に向けてコラムやニュースを配信しています。

臨床工学技士に向いている人、適性

臨床工学技士

医療現場で活躍する臨床工学技士は、医療機器の取り扱いを通して、人の命を預かるという重い責任を負っています。その責任を果たすためには、医療機器の取り扱いに関する知識・技術を持っていることが必須です。また、他の医療専門職と同様に、患者さんから信頼されるスタッフであることも求められます。

ここでは、臨床工学技士に向いている人や適性についてご説明します。

臨床工学技士に向いている人

医療機器のスペシャリストである臨床工学技士は、機器の取り扱いが業務の基本であるため、機械を触ることが好きな人に向いている職業であると言えます。

常に進歩し続ける医療の世界では、新しい医療機器の導入や新たな機能の追加は頻繁に行われます。臨床工学技士は、その度に改めて取り扱い方法を習得するとともに、他の医療専門職にも操作方法を教育・指導することが求められるのです。その際、機械好きな人であれば、自然に湧き出る探究心が強みとなり、スムーズかつ徹底的に習得することができるでしょう。

臨床工学技士の適性

臨床工学技士に求められる資質の1つとして、コミュニケーション能力が挙げられます。臨床工学技士の業務は、医療機器の取り扱いが中心ではありますが、だからと言って機器だけと向き合っていれば良いわけではありません。

臨床工学技士の就職先として最も多い医療機関では、患者さんと接する機会も多くあります。患者さんとの信頼関係を築き、質の高い医療を提供するためには、コミュニケーションは非常に大切です。また、臨床工学技士はチーム医療の中で活躍するケースも多くなっています。他の医療専門職との連携を深めるためにも、コミュニケーション能力は求められます。

臨床工学技士の楽しさ

機械に興味があり触ることが好きな人の場合、数々の医療機器の機能を覚え、使いこなす臨床工学技士の業務に楽しみを見出す人も多いでしょう。また、手術業務のように責任の重いチーム医療に携わることは、大変である反面、やりがいも感じられます。

臨床工学技士が使う道具

医療機器の保守点検を行うために、臨床工学技士はさまざまなテスターを使用します。基本的なものとしては、医療機器の電源部から漏れる電流を測定する漏れ電流チェッカーや、人工呼吸器や麻酔器を点検・校正するためのフローアナライザー、電気メスの出力や高周波漏れ電流を測定する電気メステスターなどがあります。

また、生体情報モニターやポリグラフの点検では、模擬波形発生装置やバイタルサインシミュレーターなどを用います。

臨床工学技士の求人・就職

就職先としては、病院、クリニック、企業、学校などが挙げられます。特に医療機関に関しては、医療法の改正によって平成19年に医療機器の保守点検が義務化され、さらに平成20年に医療機器メーカーからの出向者による医療機器操作が禁止されたため、ますます臨床工学技士の果たすべき役割が重要となりました。

そのため、臨床工学技士の求人は急速に増加していますが、それに対して人材は不足している状態です。臨床工学技士になるには免許が必要となるため、人材不足は短期間で解消できるものではなく、今後も高い求人が見込まれます。

臨床工学技士を目指す方へ

臨床工学技士は、他の医療職に比べて新しい職種であり、その歴史は始まったばかりです。そのため、これから臨床工学技士になる皆さんには、その道を作り上げる責任がある一方で、自由度の高さもあります。

努力次第で自分の理想の道を切りひらくこともできるため、夢を持って臨床工学技士を目指してみてはいかがでしょうか。

おわりに

臨床工学技士の適性についてご説明しました。信頼される臨床工学技士になるためには、機器の取り扱いに関する知識を備えるだけでなく、コミュニケーション能力を磨くことも大切です。