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歯科技工士に向いている人

歯科技工士の仕事は、とても専門性の高いものです。歯科技工士への道に一歩踏み出す前に、自分に歯科技工士になる適性はあるか、また、向いていない一面がある場合はそれを努力で埋めることができるのかについて考えてみましょう。ここでは、歯科技工士に向いている性格や仕事内容の詳細についてご紹介します。

歯科技工士に向いている人

人の口腔は、大変デリケートなものです。ほんの少し技工物を削る、もしくは削らないだけでも、使用感に大きな差が生じることであることがあります。そのため歯科技工士は、高度で緻密な作業をこなさなければならず、手先が器用なことがまず、求められます。加えて、長時間同じ作業にあたることも頻繁にあるため、忍耐強いことや根気があることも必要な適性です。

また、歯科医療の世界では、技術は日々進化していきます。常に新しい技術を取り入れようとする向上心、好奇心が強いことも歯科技工士に求められる適性でしょう。

歯科技工士の適性

歯の形状や顎の骨の状態は、人によって実にさまざまです。そのため、必要となる作業は毎回少しずつ違い、仕事を完全にマニュアル化することはできません。臨機応変に対応できる柔軟さや、与えられた情報をしっかりと整理し、目の前の事例を正しく把握する力が必要になるでしょう。

また、技工物の作成は基本的に歯科医師からの指示のみで行われます。相手の意図をくみ取ったり、不足している情報があれば確認したりといった、コミュニケーション能力も必須となります。

歯科技工士の楽しさ

歯科技工士として働くやりがいは、自分の作った技工物で患者さんを笑顔にできることにあります。歯は、私たちが健康的な生活を営む上で欠かせないものです。自分の仕事がたくさんの人の豊かな人生を支えているという実感は、かけがえのない喜びになるでしょう。

また、歯科技工士の仕事は、職人の仕事のような側面を持ち合わせていることから、数をこなすことで確実に技術は磨かれ、短時間でより良いものを作ることができるようになっていきます。そういったステップアップを実感できることも、この仕事の大きな魅力です。

歯科技工士が使う道具

作成する技工物の種類によって使用する道具も異なりますが、歯科技工士の必需品となるのが技工用の彫刻刀です。これを使って、詰め物などを指定された形通りに削っていきます。自分の手にぴったりと合った道具は作業効率の大幅なアップになるため、道具選びにはこだわりを持つべきです。

この他にも、矯正器具の調整に使うプライヤーやノギスという計測器具など、さまざまな道具を使って技工物を作っていきます。

歯科技工士の求人、就職

歯科技工士のおよそ7〜8割は、歯科技工所という施設で働いています。技工所の規模には大小さまざまあり、それによって業務内容も微妙に異なってきます。その他にも、歯科医院や病院の中に設置された技工室で働いている方もいます。

病院で働く場合は高い技術を求められることがありますが、総じて歯科技工士の求人は安定しており、就職先に困るという事態は考えにくいでしょう。

歯科技工士を目指す方へ

歯科技工士として成功するには、何よりも技工の技術に磨きをかけることが重要です。一つひとつの案件に集中して取り組みつつ、積極的に実績を増やしていくことで、確実に力がついてくるでしょう。

最近では海外製の技工物も国内に入ってきており、差別化を図るためにますます高いクオリティーが求められるようになってきました。常にレベルアップを図り、歯科医師に信頼される歯科技工士を目指してください。

おわりに

歯科技工士に求められる性格や仕事の詳細について、理解していただけたでしょうか?歯科技工士は、人の生活に密着して健康を守る、欠かすことのできない職業です。「自分の仕事が誰かの笑顔をつくる」ことを実感できることから、やりがいを十分に感じられるでしょう。また、専門性が高い仕事内容に責任感を持って取り組めるのもこの職業の魅力の一つと言えます。